国内を代表するミスコンテスト「2020ミス・ジャパン」日本大会が29日、都内のホテルで開催され、岩手県代表の小川千奈さん(21=大学生)がグランプリに輝いた。昨年のグランプリで、妹が女優土屋太鳳(25)の会社員土屋炎伽さん(28)がプレゼンターを務め、賞金1000万円が贈られた。

小川さんは「驚きでいっぱいです。ここまで、誠実に真面目に頑張ってきたことは胸を張って言えると思います。岩手を離れ、東京でのキャンプで心細い中、励ましてくれたファイナリストの皆さんに感謝したい。そして、応援し続けてくれた母にも感謝したい」とあいさつした。

小川さんは、コロナ禍の中、自分にできることをやろうと、手作りのマスク1300枚を医療機関に寄付したという努力家だ。高校受験に失敗したものの、大学受験では希望の医療系の大学に合格した経験をアピール。「あきらめないことが大切だと思います」と訴えた。

昨秋から各都道府県で開催された地方大会で選出されたファイナリスト35人は、約3カ月にわたってトレーニングを積み重ねてきた。さらに、22日から1週間かけて実施された「ビューティキャンプ」では、外見だけではなく内面の美にも磨きをかけてきた。

ミスター・ジャパンには、東京都代表の坂田航樹さん(26)が選ばれた。