日向坂46渡邉美穂(22)が、今日28日に東京国際フォーラムホールAで行われる「渡邉美穂 卒業セレモニー」への意気込みを明かした。5年弱のアイドル活動を振り返り、メンバーや同期への熱い思いや、今後の活動に向けての心境を語った。
卒業セレモニーの見どころについて「とにかくメンバー全員としっかり思い出を作りたいので、全員とちゃんと絡めるような構成になっていると思います。今回しか見られないようなものもあると思います!」と明かした。卒業セレモニーは日向坂46初の試み。生配信チケットも販売される。「めちゃくちゃうれしいです。正直、自分の中では3月の東京ドームがラストステージのつもりでした。幸せです」と喜んだ。
高3だった17年8月、けやき坂46(ひらがなけやき=現日向坂46)に二期生として加入。「駆け抜けている最中は長かったような気がしますが、今振り返るとあっという間でした」と振り返った。
「個人的にはやっぱり、いろんな人に出会えたというのが一番大きかったです。年齢も生まれも育ちも違うメンバーたちと一緒に同じところを目指して日々頑張っていくというのは、すごく貴重な経験でした。もちろん全員が全員常に仲良しってわけではなく、時にはぶつかることもあったんですけど、それも含めてすごく勉強になりました」
特に同期には特別な思いがある。「本当に自慢の同期です」と笑顔で言い切った。二期生で初の卒業。「入ったばかりの頃は、やっぱりまだ高校生だったり、中学生もいたので、数人のグループに固まっちゃったりしていました。でも最近は個々での活動も増えて、1人1人が強くなっていると思います。だから安心して私も飛び立つことができます」とほほ笑んだ。
卒業後は新たな道に進む。「たくさんの経験をさせていただいた中で、自分は演技がすごく楽しいと思いました。より深く関わって、自分なりに追求して頑張っていきたいです」と打ち明けた。過去に複数のドラマ出演経験もあるが「自分はまだまだなので。こういう作品をやってみたい、とか言えるような人間ではないので。とにかくまずは経験を積んでみたいです。ここからがスタートラインです」と強調した。
「最終的にというか、常にずっと目標にしてるのは、『応援したいな』って思われる人間ではありたいということです。どんなに仕事ができても、応援したくないなと思われるような人ではいたくない。お仕事はちゃんと全てこなした上で『この子ともう1回やりたいな』『応援したいな』って思っていただくような人になりたいです」
葛藤を経ての決断。「正直、自分は安定が好きです。でも5年間活動している中で、新しい環境に飛び込んで見たことないものや、やったことないことを経験したいと思いました」と打ち明けた。「セレモニーではファンの方に私なりの方法でしっかりお返ししたいです。絶対泣いてしまうと思うんですけど、明るいほうが私らしいと思うので、最後までいっぱい笑って楽しく過ごしたいと思っています!」。心を決めてラストステージに臨む。【取材・構成=横山慧】
◆渡邉美穂(わたなべ・みほ) 2000年(平12)2月24日、埼玉県生まれ。愛称「べみほ」「ミホワタナベ」など。小1でバスケを始め、小学校と高校ではキャプテンも務めた。158・2センチ。血液型A。
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