乃木坂46山崎怜奈(25)が13日、パーソナリティーを務めるTOKYO FMの帯ワイド番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(月~木曜午後1時から2時55分)に生出演し、7月17日をもってグループから卒業することを発表した。
番組冒頭、「まず最初に、私から発表というかご報告があります。7月17日をもって、所属する乃木坂46を卒業することになりました」と発表した。先月14、15日に横浜・日産スタジアムで行われたデビュー10周年記念バースデーライブが、ラストライブとなるという。
卒業時期が決まった経緯について「ライブというみんなで作る場を、純粋に楽しく見てほしくて、そこになるべく干渉しないタイミングにしました」と説明し、「発表から卒業までのスパンがとても短いので、驚かせてしまた方もいると思うのですが、乃木坂46が大好きだからこそのわがままを許してほしいです」と伝えた。
卒業の理由については「1つが単純にあるわけではなくて、15歳で加入してから今25歳になるまでに、いろんなものを経験して、見てきた上で、最終的に辞めることを選びました」と述べた。「うちの事務所というか、グループが、本当にあったかい方が多くて。社長とか、先輩方とかも、グループの今後とか、自分の興味あることとか、ラフに話していくうちに、だんだん気持ちが整理していく感覚がありました」と振り返った。
「グループを卒業した後も楽しみだなって思えるようになった今、ここ数年で生きるのが楽しみになってきたこのタイミングで、一歩を踏み出すのが、今の私にできるベストなのかなと思いました」と説明。「ずっとお世話になっている社長に、辞めようかと思っているんですと言いに行ったら、『寂しいけど、山崎はこれからだからな。やりたいことが思い浮かんだら、できる限り力になるから言って』と言ってくださって」と明かし、声を詰まらせる場面もあった。
ファンやリスナーに対しても感謝を伝え、「不安はすごくあるけど、それに負けずにいろんなことにチャレンジし続けられる自分でありたいなと思っています」と誓った。その後、自身の初センター曲「錆びたコンパス」を1曲目に流した。
卒業後については「今後としてはまだそんなに決まってないんですけど、グループ卒業後に全てがガラッと変わるかというとそうではなくて」とし、「いったんアイドルではなくなるのですが、今所属している事務所(乃木坂46合同会社)には引き続きしばらくの間お世話になりながら、この番組をはじめとするレギュラーのお仕事や連載の多くは、本当にありがたいことに、続けさせていただくことになりました」と明かした。
13年3月、乃木坂46の2期生オーディションに合格。研究生として活動し、15年2月に正規メンバーに昇格した。16年4月慶大に進学し、20年3月に卒業。乃木坂46きっての「歴女」としても知られ、テレビ朝日系「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」などのクイズ番組でも活躍。昨年2月には歴史本「歴史のじかん」も発売した。
「れなち」「ザキさん」など多数の愛称を持ち、ファンやメンバーからも親しまれた。20年10月からは「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」がスタートし、ラジオパーソナリティーとしてもキャリアを積んでいる。山崎が卒業すると、残る2期生は鈴木絢音(23)ただ1人となる。
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