女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は6月30日、第59話が放送され、お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(44)が初登場。ヒロインの兄・賢秀(竜星涼)が片思いしている多田直美(安野澄)が勤める会社の社長・樋口役。社長はかつて賢秀を騙した我那覇(田久保宗稔)の予想もあっただけに、SNS上には驚きの声が上がった。
<※以下、ネタバレ有>
SNS上には「社長、我那覇じゃなかったw」「社長w我那覇かと思ったけど、これはこれで超胡散臭いw」「化粧品訪問販売の女の背後に我那覇ではなくナイツ塙あり…まさかやー」「塙さんw捜査一課長か」「棒演技はここでも健在」などの声が上がった。
朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。
第59話は、暢子(黒島)が起業した智(前田公輝)の元を訪れると、智は過労のため倒れてしまっていた。三郎(片岡鶴太郎)や和彦(宮沢氷魚)までが手伝い、智の仕事の穴を埋め、事なきを得る。この騒動を通じ、暢子と和彦は仲直りを果たすが、その夜、暢子は和彦と愛(飯豊まりえ)の抱擁を偶然目撃。一方、賢秀は偶然知り合った会社員の女性との片思いが急展開し…という展開。
第56話(6月27日)、千葉・猪野養豚場。給料を手にした賢秀(竜星涼)の前に、化粧品や洗剤などを作る横浜の会社に勤める直美が突然、現れる。経営が厳しく、千葉に親戚がいるため、行商。一目惚れした賢秀は石鹸(せっけん)50個を買い、釣りは要らないと札束をそのまま渡した。
第58話(6月29日)、「あまゆ」に直美の姿。賢秀は自らを品川に本社がある従業員200人の会社の社長だと暢子に見栄を張り「アッラ・フォンターナ」に行こうと直美を誘う。直美は「場違いじゃなかったら、是非」と笑みを浮かべ「私、そろそろ。社長が待ってるんです。皆さん、今日はとっても楽しかったです。失礼します」と店を後にした。
そして、この日の第59話。フォンターナに現れたのは直美と社長の樋口(塙)。樋口は「本日はお招きいただき、ありがとうございます。折角のご厚意なので、仲間を呼んでしまったんですが」とあいさつ。婚約披露の食事会と聞かされた社員5人もやってきた。
自分と直美が婚約すると勘違いした賢秀はランチと人数分のワイン(ボトル)を注文。「飲まずにいられます?こんなめでたい日に」と大盤振る舞いしたが、婚約するのは直美と樋口だった。
塙の朝ドラ出演は12年前期「梅ちゃん先生」、15年前期「まれ」に続き、7年ぶり3作目。「本当にめちゃくちゃうれしかったです。ドラマが凄く好きで、ずっと朝ドラも見ていましたので、“やったー!”と思いました」と喜んだ。
「暢子ちゃんに“お笑い番組の撮影ですか?”とドラマのメイク室で聞かれました。天然で人柄がいい子なんだなぁと思いました。朝ドラは3回とも一瞬しか出ていないので、毎回朝ドラのちょい役で出演させてほしいです」と逆オファーし「これからどのような展開になるか分かりませんが、最後まで楽しいドラマだと思いますので、『ちむどんどん』の考察も皆さんどんどんしていただいて、最後どうなるのか盛り上がっていただければと思います」と呼び掛けた。
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