アメリカのソーシャルメディア大手、ツイッターの運営会社は20日、従来は無料で付与していたアカウントが本人のものだと示す認証マークを削除し始めました。著名人の認証マークが一斉に削除されていて、なりすましによる被害が増えるのではないかという懸念が広がっています。
ツイッターは、これまで著名人などのアカウントに対し本人のものだと示す認証マークを無料で付与していましたが、起業家のイーロン・マスク氏による買収後新たな収入源にするとして、マークの付与を有料サービスに変更しました。
アメリカでは、月額8ドルから、日本では月額980円からの有料サービスに加入すれば、誰でも認証マークを受けられるとしています。
これを受けて運営会社は20日、従来、無料で付与していた認証マークを削除し始めました。
ロイター通信は、アメリカのトランプ前大統領や、歌手のビヨンセさん、それにローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇など著名人の認証マークが一斉に削除されたと伝えていて、日本でもマークが消えているアカウントがみられます。
今後、なりすましによる被害が増えるのではないかという懸念が広まっています。
一方、アメリカメディアは、有料サービスに入っていないのに認証マークがついたままになっているアカウントも存在していると報じていて、混乱もみられます。
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