2022年1月9日 20:01
人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が1月9日、都内で行われた主演作「大怪獣のあとしまつ」の完成披露イベントに出席。「いろんな困難を乗り越えて、ようやく完成しました。誰もが『えー』って言いたくなるほど驚くラストが待っているので、ぜひラストは心に留めていただき、誰にも言わないでいただければ」とアピールした。
松竹と東映が史上初のタッグを組み、人類を恐怖に陥れた巨大怪獣の死体処理を任された特務隊員・帯刀アラタ(山田)の奮闘を描く特撮エンターテインメント。イベントには山田をはじめ、共演する土屋太鳳、濱田岳、オダギリジョー、西田敏行、オリジナル脚本も手がけた三木聡監督(ドラマ「時効警察」シリーズ)が出席した。
舞台挨拶で「もし自分なら、大怪獣をどう後始末する?」と問われた山田は、「日本全国から人を集めて、焼き肉じゃないですか? おいしかったらですけど」と苦肉の策。西田も「山田くんと重複しますけど、食糧難の時代を考慮して、せっかくの怪獣ですから、みんなでおいしくいただきましょう」と自ら描いた図解付きで解説。「(山田と)顔が似ていると、発想も似てくる」と笑いを誘った。
同じ質問に、土田は「主に松竹さんが製作している特撮ヒーローの“光の巨人”を召喚して、M78でしたよね? 星雲に連れて行ってもらう」、濱田は「上野(国立科学博物館)のマッコウクジラの後ろあたりに飾る」と回答。オダギリは「こんな舞台挨拶は嫌だって感じですね」と答えようのない質問に苦笑いだった。
映画は2020年3月11日にクランクインし、順調に撮影が進んだものの、同3月末には一時中断。約1年をかけて撮影再開に向けて万全の体制を整え、21年1月30日にキャストとスタッフが再集結し、同年3月7日にクランクアップした。三木監督は「西田さんが部屋を出て、廊下を歩き始めるまで1年かかっている」と苦労を明かし、西田は「撮影を完遂できるか不安もあったが、監督が『やります』と力強く言ってくれた」と振り返っていた。
「大怪獣のあとしまつ」は、2月4日から全国公開される。土屋がアラタの元同僚で環境大臣秘書の雨音ユキノ、濱田がユキノの夫で総理秘書官の正彦、オダギリが爆破処理のプロ・ブルース、西田が総理大臣・西大立目完をそれぞれ演じるほか、眞島秀和、田中要次、六角精児、ふせえり、岩松了、嶋田久作、笹野高史、二階堂ふみ、染谷将太、松重豊らが共演。「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズの若狭新一が怪獣造形を担当した。
(映画.com速報)
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