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ジャニーズ性被害 国連人権理が当事者に聞き取り調査 - 毎日新聞

国連の聞き取り調査を終えて報道陣の取材に応じる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の石丸志門副代表(左から2人目)ら=東京都渋谷区で2023年7月25日午後8時25分、宮間俊樹撮影
国連の聞き取り調査を終えて報道陣の取材に応じる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の石丸志門副代表(左から2人目)ら=東京都渋谷区で2023年7月25日午後8時25分、宮間俊樹撮影

 ジャニーズ事務所の前社長、ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題を巡り、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会の専門家が25日、被害を訴えている当事者に対し、東京都内で聞き取り調査をした。終了後、報道陣の取材に応じた「ジャニーズ性加害問題当事者の会」副代表の石丸志門さん(55)は「当事者の気持ちに寄り添い、真摯(しんし)に重大問題として受け取ってくれた実感がある」と述べた。

 石丸さんらによると、東京では当事者4人が聞き取り調査を受け、サポート役として日本人の弁護士1人が同席した。主に専門家の質問に答える形で、聞き取りは2時間近くに及んだ。

 石丸さんは「全員が伝えたいことを話し、理解を得られたと思う」と手応えを語る一方、「我々がされたことは心の殺人。ジャニーズ事務所には記者会見を開いて加害を認め、全被害者を救済してほしい。解決するには世論の力が必要であり、そのために我々は発信を続けていく」と強調した。

 専門家は28日に大阪でも聞き取りを行い、8月4日に日本記者クラブで記者会見を開く予定。作業部会は来年6月、国連人権理事会に報告書を提出する。【伊藤遥】

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