渡辺明名人(38)への挑戦者を決める第81期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)のプレーオフが8日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、藤井聡太王将(20)が広瀬章人八段(36)に125手で勝ち、A級1期目で名人初挑戦を決めた。藤井王将は、谷川浩司十七世名人(60)の持つ名人獲得の最年少記録(21歳2カ月)の更新を懸けて戦う。名人戦七番勝負(大和証券グループ協賛)の第1局は4月5、6日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で行われる。
竜王、王位、叡王、棋聖と合わせ、五つのタイトルを保持する藤井王将は、王将戦七番勝負で3勝2敗、棋王戦五番勝負で2勝1敗と、それぞれ防衛と奪取に王手をかけている。両棋戦を制すると、今期名人戦は1996年に羽生善治九段(52)が達成して以来、史上2人目の7冠への挑戦にもなる。
今月2日のA級順位戦最終9回戦で、藤井王将と広瀬八段が7勝2敗で首位に並び、5期ぶりのプレーオフに持ち込まれた。振り駒で先手番となり、熱戦を制した藤井王将は終局後、「谷川先生(十七世名人)の記録に挑戦できるというのは光栄なこと。精いっぱい頑張りたい」と語った。
渡辺名人は4連覇を懸けた戦いとなる。渡辺名人と藤井王将によるタイトル戦は、進行中の棋王戦を含めて5回目。【丸山進、武内亮】
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