宝塚歌劇団星組の元トップスター、峰さを理の追悼チャリティーコンサート「愛の旅立ち」(谷正純構成・演出)が22日、兵庫県宝塚市の宝塚バウホールで始まった。同期や後輩らが数々の名曲を歌い、「峰ちゃん」と愛された亡きスターをしのんだ。23日まで。
峰は1972年入団。83年から87年まで星組トップスターを務めた。退団後は女優として活躍する一方で、日本舞踊家として、宝塚の振り付けや後進の指導にも尽力。2021年1月30日に68歳で死去した。コンサートは峰を慕う後輩らが企画。同期の高汐巴(たかしお・ともえ)と寿ひずるにも声をかけた。峰の宝塚時代を中心に、宝塚OGで上演したブロードウェーミュージカル「シカゴ」の歌も盛り込まれた。
寿は、峰と高汐(体調不良のため休演)とともに新人公演に出演した「この恋は雲の涯(はて)まで」の主題歌などを熱唱。日向薫(ひゅうが・かおる)、紫苑(しおん)ゆう、麻路(あさじ)さきらが、峰のトップ時代の歌を披露した。相手役だった南風(みなかぜ)舞(在団中はまい)は「哀しみのコルドバ」の「エル・アモール」などを、ときおり写真に目をやりながら歌い上げた。
「アルジェの男」の再演時などに指導を受けた、星組トップスター・礼真琴のビデオメッセージも。「シカゴ」の出演者が思い出を語るコーナーでは、麻路は形見分けでもらった赤いジャケットを着用。厳しくも温かい「峰ちゃん」の思い出を語り合った。最後は「ザ・レビューⅢ」で「愛の旅立ち」を歌う峰の映像が流され、出演者全員とともに合唱。歌声を届けた。
29日には東京・日本青年館ホールでも上演される。【水津聡子】
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