2023年9月4日 05:00
竹内涼真が主演した、日本テレビとHulu共同製作ドラマを映画化する「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」が2024年1月26日に公開されることが決まり、高橋文哉と堀田真由が出演していることも発表された。さらにティザービジュアルと特報映像もお披露目されている。
噛まれたら化け物になってしまう謎の感染症「ゴーレムウイルス」によって突然日常を奪われた人々の過酷なサバイバルと濃厚な人間ドラマを描く「君と世界が終わる日に」は、2021年1月に日本テレビ系でSeason1の放送がスタート。地上波ゴールデン帯の連続ドラマとしては、初となる本格ゾンビ作品として注目を集めた。その後、Season2~4は動画配信サービスHuluで独占配信され、満を持して劇場版を製作。Huluオリジナルドラマの映画化は、今作が初めてになるという。
【これまでのおさらい】
突如として“ゴーレム(=ゾンビ)”と呼ばれる生き血を求めて人間を食らう恐ろしい化け物に支配された日本。間宮響(竹内涼真)は、この事態に戸惑いながらも愛する恋人・小笠原来美(中条あやみ)を守るため、そこで出会う仲間たちと前を向きながら戦ってきた。
死と隣り合わせの壮絶な終末世界を極限状態で生き延びてきた2人だが、Season3では来美がゴーレムウイルスに感染し亡くなってしまうという衝撃の展開を迎える。来美の死の間際、2人の間にたったひとりの愛娘・ミライが産まれるが、何者かに奪われ連れ去られてしまう。
ミライを探し、絶望の淵をさまよい続ける響。滅びゆく世界で闇落ちしていく響にたったひとつ残された希望は、“ユートピア”と呼ばれる人類最後の希望の都市だった。そこには特権階級が区分けされた2棟の高層タワーがそびえ立ち、一方は上層階級の人々が住むタワー。もう一方の“研究タワー”最上階では人類の存亡をかけたゴーレムウイルスに対するワクチン(治療薬)の開発が行われていた。
そこには、響の最愛の娘であり、ゴーレムウイルスの抗体を持った来美の血を引くミライが、抗体ワクチン用の研究材料として捕らえられていた。ミライを救うため、響は研究タワーを登ろうとするが、そこには想像を絶する数々の試練が待ち受けていた。
劇場版からの参加となる高橋は、これまでのイメージを打ち破る“とび職人”役に初挑戦。ぶっきらぼうでありながらも、真っ直ぐで男気溢れる熱い男・柴崎大和に扮し、響と共にユートピアにそびえ立つ研究タワーを登っていく。一方の堀田も今作からの出演となり、大和の幼なじみで心優しくも芯の強い看護師・羽鳥葵に息吹を注ぐ。
今回の発表に併せ、ティザービジュアルと特報映像も完成。ティザービジュアルには“すべてが、終わる―”という意味深なコピーが掲載されており、来美に贈るはずだった婚約指輪を下げたネックレスを握りしめ、傷だらけになりながら父親としてミライを取り戻す覚悟と決意をにじませる響の姿をとらえている。その強い意志とは裏腹に、背面が静かに燃え始めていることも確認することができる。さらに特報映像では、懸命に走る葵、銃口を向ける大和、それぞれが必死の形相で奔走する姿と共に、「俺はミライの父親だ!」と悲痛な叫びも虚しく響が撃たれる様子もとらえている。
【今作のストーリー】
希望の塔ユートピア。しかしそこは、人間の欲望が生み出した絶望の塔だった。ユートピアではこの世界を救い出す唯一の方法、ゴーレムと呼ばれる化け物に対するワクチンを研究していた。特殊な抗体を持つ一人の少女を研究材料にして――。少女の名前はミライ。間宮響の娘。響はユートピアに集った5人の男たちと共にミライを救い出す決心をする。父親として覚悟を決めた響。自らの命よりも大切な子供への想いを胸に、襲い掛かるゴーレムたちと戦い続ける。響には――最期が迫っていた。
竹内、高橋、堀田のコメント全文は以下の通り。
■竹内涼真/間宮響役
文哉くんは凄く気持ちのいい人で、見ていてとても清々しかったです。
持っている熱量と突き抜けていくパワーがカッコよくて、「きみセカ」にはその熱さが欠かせません。
大和役にも凄くハマっていたので、引き受けてくれて嬉しかったです。
堀田さんは、可愛らしく柔らかい雰囲気を纏っていますが、お芝居では強い意志が出る瞬間が結構あって、とても頼もしく感じました。
あとは、この2人のシーンにめちゃくちゃきゅんきゅんしちゃいました(笑)
是非こちらにも注目して頂きたいです。今回はシリーズの集大成となるファイナルプロジェクトです。
これまでの中でも最高の作品にするために、チーム全員命懸けで撮影に臨みました!
是非劇場で皆さんにお会いできる日を僕も楽しみにしています。
■高橋文哉/柴崎大和役
Season1をやっていた時から観ていた作品なので、出演が決まった時は素直にすごく嬉しかったです。
この作品の本をいただいた瞬間に、今まで見せたことのない僕の顔・芝居・声をこの作品で届けたいと思いました。
真っすぐで男気溢れる役柄は、演じたことがなかったので正直最初は不安でしたが、監督や竹内涼真さんにたくさん助けていただきました。
作品にも人にも役にも愛がある涼真さんのようになりたいと思って、現場で少しずつ真似をしていたら、周りから似てきたねって言ってもらえて嬉しかったです(笑)。
今まで作ってきたスタッフさんやキャストの皆さんと共に大切に演じましたので、是非存分に楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。
■堀田真由/羽鳥葵役
これまでドラマ、Huluで配信されていることはもちろん知っていたので映画化と聞いたときは、驚きと共に「きみセカ」の集大成となる作品となるのかなと思いました。
そんな大事な部分で葵という素敵な役を演じさせていただけることに喜びと少しの責任を感じました。
今回、葵は幼馴染の大和とはぐれてしまうこととなるのですが、本当だったら心が折れそうな瞬間が何度もあったと思うんですけど、それを見せない彼女の強さを出せたらいいなと思いながら演じさせていただきました。
これまでドラマやHuluを観てくださっている方も劇場版から観ていただく方も楽しめる作品となっています。300人くらいのエキストラの皆さんと一緒に演じた映画ならではのスケールの大きいシーンもあるので、楽しみにしていただけたらいいなと思っています。
(映画.com速報)
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