1日に体の色素が抜ける病気、尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)を発症したことを明かした奥菜恵(44)が、4日までにインスタグラムを更新。「たくさんの温かいメッセージをどうもありがとうございました」と反響に感謝しつつ「勇気ある告白に救われた 力をもらったという皆さんからのお言葉に私自身もまた大変大きな力をいただきました。病気についてたくさんのお問い合わせをいただいていますので、こちらで改めてお伝えさせていただきたいと思います」と、病気について改めて詳しく説明した。

奥菜は「病院でアレルギーによる尋常性白斑と診断されたのが2、3年前です」と2、3年前に発覚したと説明。「コロナ禍で知人の死や自分の病気が重なったことで、時間には限りがあるということを改めて強く感じました。そのことをきっかけにこれからの人生は自分がこれまでしたくてもできなかったこと、したいと思うことをどんどん形にしていこうと思いました。そして、年齢を重ねていく今やこれからは、今ここにある命いっぱいに喜びや自由を感じながら歩いていこうと決めました」人生に限りがあることを自覚し、前向きに歩いて行こうと決意したと続けた。

一方で「進行形の病気なのでいつまで表に立っていられるかも正直分かりません。幸い現段階では、日常生活や仕事に支障が出るほどではありません。塗り薬や飲み薬、光治療、漢方など色々試す中で白斑が消えた箇所もありますが、完治という意味ではあまり効果が実感できていないのが現状です」と、表舞台にいられなくなる可能性も示唆。「肌の悩みがあるだけで気持ちは沈みます。お肌を根本から元気にさせるものを作りたいという思いから、私のようにどんなに敏感肌の方でも安心して使える美容液の開発にも今回初めて携わることができました」と肌の悩みを踏まえ、敏感肌でも使える美容液の開発に関わっていると明かした。

「また、皆さんからのメッセージで白斑による差別やいじめがある事も知り、白斑で悩まれる方にとっても精神的な負担も多いと思いますが、この病気の認知が少しでも広がり、差別や偏見のない世の中で、皆さん一人一人がありのままの自分で明るく元気に過ごせることを願っています」と、投稿したことで病気による差別やいじめの実態を知ることが出来たと指摘。「今回の発表で、私もまたたくさんの勇気をいただき心から感謝しています。笑顔の輪をどんどん広げて行きたいです。どうもありがとうございました」と今後も病気のことを伝えていく決意を示した。

奥菜は1日、インスタグラムに「元々極度のアレルギー体質だった私は、自身のアレルギーが引きがねとなって尋常性白斑という病気を発症してしまいました。身体の色素が抜けて徐々に広がっていく病気で、現在も進行中です」と病気を告白。「当時は不安や恐怖で頭が真っ白になり、このまま女優を続けて行けるのか悩み続ける日々でもありましたが、どうであってもありのままの自分を受け入れて、楽しく年齢を重ねることを心に決めた出来事でもありました」と女優業を継続するか悩んだものの、自らを受け入れる決意をしたことなどをつづった。