2023年8月13日 08:00
ディズニーランドの人気アトラクションを題材に実写映画化した「ホーンテッドマンション」(9月1日公開)の新ビジュアルが、このほど披露された。
ビジュアルに映っているのは、いかにも怪しげな“ハットボックス・ゴースト”の姿。本作の元となったアメリカ・カリフォルニアのディズニーランド・リゾートにあるアトラクション「ホーンテッドマンション」でもカリスマ的人気を誇る“伝説のゴースト”だ。
そんなハットボックス・ゴーストに扮したのは名優ジャレッド・レト。「スーサイド・スクワッド」「ハウス・オブ・グッチ」「モービウス」などで知られ、2013年の「ダラス・バイヤーズクラブ」では約18キロ減量してエイズ患者を演じ、アカデミー賞初ノミネートで助演男優賞を受賞した。
レトの出演に対し、監督のジャスティン・シミエンは「(本作の)ジャレッドの面白さは、ハットボックス・ゴーストを演じているのがジャレッド・レトだと誰にもわからないところ」と、気になるコメントを寄せている。
【ジャレッド・レト扮するハットボックス・ゴーストとは?】
高いハットと、片手に持つハットボックス(帽子を入れる箱)、マントを羽織っていることがトレードマークの、貴族風のゴースト。映画では、999人の幽霊が住みつくというホーンテッドマンションの謎を解き明かすための重要キャラであり、ほかのゴーストたちを館のいたるところに送り込み、訪れる人々を“1000人目の仲間”に迎え入れようと巧みに誘惑していく――。
これをアカデミー賞俳優、ジャレッド・レトが演じるわけだが、ジャスティン・シミエン監督はレトの役者魂に脱帽の様子。レトはモーションキャプチャーでの出演に一切手を抜かなかったそうで、「ものすごく考え抜いた末にあらゆる演技上の決断をくだしています。このキャラクターのアクセントやバックストーリーを決めるのにも長い時間を費やしましたし、歩き方ひとつについてもきちんと意味を持たせています」(シミエン監督)と撮影を振り返っている。
また、シミエン監督は「(事前情報ナシで観ると)ハットボックス・ゴーストを演じているのがジャレッド・レトだと誰にもわからない」と、その変身ぶりに言及。レトは「ハウス・オブ・グッチ」で全身に特殊メイク&強いイタリア語なまりで演技し、多くの観客が「あれがジャレッド・レトだと最後まで気づかなかった」と驚くほどの怪演をみせつけただけに、今回のハットボックス・ゴーストをどのように表現したのか、期待が大いに高まる。
【映画「ホーンテッドマンション」概要】
アトラクション「ホーンテッドマンション」にインスパイアされた本作の舞台は、不気味にそびえる洋館“ホーンテッドマンション”。医師でシングルマザーのギャビー(ロザリオ・ドーソン)は、ニューオーリンズの奥深くにあるこの館を破格の条件で手に入れ、9歳の息子のトラヴィス(チェイス・ディロン)と共に引っ越してきた。しかし、この館は何かがおかしい。この一見豪華すぎるマイホームで、2人は想像を絶する怪奇現象に何度も遭遇。彼らを救うため、クセが強い心霊エキスパートたちが集結する。
監督を務めるのはジャスティン・シミエン。かつてカリフォルニアのディズニーランドでキャストとして働いており、休憩中にはよく「ホーンテッドマンション」に乗っていたという。アトラクションへの特別な思いを抱く監督なだけに、すでに公開されている予告編では“どこまでも続く長い廊下”や“縦に伸びる部屋”、“ウェディングドレスを着たゴースト”など、随所にアトラクションの世界観を忠実に再現していることが見て取れる。
あわせて、撮影の舞台裏を詳細にとらえた特別映像もお披露目となった。映画「ホーンテッドマンション」は9月1日公開から公開。
(映画.com速報)
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