当サイトの読者であれば、GO羽鳥扮する「レイちゃん」の存在はご存知だろう。正体は女装している40代男性なのだが、これが意外と可愛い。ハマっている。事実、一部ファンからは「本当に可愛い!」「女の自分が嫉妬するレベル!」などと絶賛されている。
そんなレイちゃんと編集部メンバーの女装対決企画が決まってしまった……マジでなんでだよ! と思いながら、私も生まれて初めて本格的な女装にチャレンジすることに。やるからには本気でやるしかねえだろ。というわけで女装してみた結果、人生が変わったでござる。
・変身すると人生が変わる
相手は「ロケニューの大天使」ことレイちゃん。普通に可愛い。おそらく同世代のおっさん連中が同じようなメイクをしても勝負にならないだろう。つまり「可愛さ勝負」をしてもボロ負け決定なので、違う角度から攻めて試合を強引に自分のペースに持ち込むことにした。
てことで、狙ったのはレディ・ガガやピンク(P!NK)のような迫力ある美しい女性。作戦だけ立てたら、あとはもう信頼できる新宿三丁目の人気女装サロンRAAR(ラール)に任せるだけだ。担当は専門学校を卒業したばかりだというナギサちゃん。彼女に全てを託した結果……
想像以上の完成度である。
「髪型やメイクを変えると人生が変わる」というのは大袈裟ではないかもしれない。金髪リーゼントやアイパーにした時も思ったことだが、大胆にイメチェンをすることで眠っているパワーが一気に引き出される。地味で真面目なオッサンも一瞬でガガ様になれるのだ。
女装サロンを出たら「もう私は今までの私じゃない」というスイッチが入った。まるで生まれ変わったかのよう。世界が違って見えるし、無敵になった気分さえする。女装というか変身にはそういう力があるのかもしれない。編集部への帰り道はとても気持ち良かった。
そしてスイッチが入ったまま……
編集部に到着。
ただいまァ。
編集部内はいきなりバケモノが現れたような緊迫感のある雰囲気に包まれていた。しかし私としてはメイクも衣装も完璧である。あとは堂々とポーズを取るだけ。美しい姿を披露するだけだ。もう勝敗など関係ない……向けられたカメラのレンズを見つめながらそう思った。
激しい死闘の末に私が完膚なきまでに叩きのめされたとしても、残りの仲間たちを信じて後を託したい。もしかしたら私は「後に続く者たちのために美しく散る役割」なのかも……今回女装をしたことで煉獄さんの気持ちがわかった気がした。そう、我々は鬼殺隊なのだ。
誰がレイちゃん、いや、鬼を倒すのか。我々の戦いは終わらない。そしてまだ私も負けたわけではない……最後の最後までオッサンたちの美しいバトルを見守っていてほしい。
参考リンク:女装サロンRAAR(ラール)
執筆:ガガ・砂子間
Photo:RocketNews24.
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