NHK大河ドラマ第63作「光る君へ」の藤原道長役の発表会見が本日11月8日に東京・NHK放送センターで行われ、キャストの
本作では日本独自の文化が花開いた平安時代を舞台に、きらびやかな平安貴族の世界と恋愛長編「源氏物語」を生んだ紫式部の一生が紡がれる。吉高が紫式部に扮し、会見では柄本が紫式部の生涯のソウルメイトとなる藤原道長を演じることが発表された。大河ドラマ「功名が辻」やドラマ「家売るオンナ」の大石静が脚本を手がける。
平安の貴族社会における最高権力者として歴史に名を残す道長。内田は「名家の生まれではあるんですが、実は末っ子としてのびのびと育った人物。目立たないダークホースだった道長は、いつしか運に導かれて、政治の世界で実力と非凡さを発揮していく」と役どころを紹介する。キャスティングは大石、内田、演出チームで検討を重ねたそうで「ある種の生々しい男性を感じたかった。さまざまな魅力が見えて、佇まいから“ざわざわ”させるものを持っている方にお願いしたかった」と振り返った。
柄本は「道長さんについては鋭意調査中」とリサーチを重ねていることに触れつつ「皆さんがイメージされる時の権力者としての道長だけじゃなく、もっと人間味と奥行きのある男性を。そして年齢によっても違った表情を見せていけたら」と意気込みをコメント。自身との共通点は見つかったか問われると、柄本は「思った以上に、末っ子でおおらかに、のびのびと少年時代を過ごされている。僕も“のびのび、のんびり”が好き。そこは共通点なのかな」と吐露。加えて「かなり現代の感覚に近いものを持っている。時代劇ではあるんですけど、僕らが持っている今の感覚も大事に演じたいと思っています」と話した。
「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルとして有力視される道長。本作では紫式部と幼少期に出会い惹かれ合いながらも、両家の格の違いや、紫式部の母の死にまつわる秘密が、2人の関係に影を落とす。そして愛情よりも深く、心の奥底でつながり合う2人の姿が描かれる。
吉高と柄本は、大石が脚本を手がけたドラマ「知らなくていいコト」に続いて2回目の共演。吉高は「本当に心強い」と安堵の表情を浮かべながら「すごい瞬発力で、台本からは想像もしないようなお芝居をされる方。以前共演したときも、そのリアクションが楽しいワンクールでした。今回も、どういう発想で台本が具現化されるのか、1年間を通してそばで見られるのが楽しみです」と期待を寄せた。
「光る君へ」は2023年夏のクランクインを予定。放送は2024年1月にスタートする。演出には中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろうらが名を連ねた。
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