俳優の大泉洋、女優の有村架純、Snow Manの目黒蓮、女優の柴咲コウが出演する映画『月の満ち欠け』(12月2日公開)に、田中圭、伊藤沙莉ら新キャストが解禁された。
大泉洋・有村架純・目黒蓮・柴咲コウ「月の満ち欠け」
累計発行部数56万部を超える佐藤正午によるベストセラー小説「月の満ち欠け」(岩波書店刊)を実写映画化。現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角。無関係だった彼らの人生が、”瑠璃”という名の女性の存在で交錯する。これは、「愛する人にもう一度めぐり逢いたい」という想いが起こした“奇跡”が紡ぐ、数奇で壮大なラブストーリー。主人公・小山内堅を大泉、そして小山内の娘と同じ名を持ち、物語の鍵を握る謎めいた女性・正木“瑠璃”を有村、27年前に“瑠璃”と許されざる恋に落ちる大学生・三角哲彦を目黒、小山内の最愛の妻・小山内梢を柴咲が演じる。監督は廣木隆一、脚本は橋本裕志。
田中圭・伊藤沙莉ら新キャスト決定
小山内の娘・瑠璃の親友で、瑠璃の死後に母になり、小山内にある頼み事をする緑坂ゆい役に、映画『ちょっと思い出しただけ』(21)に出演、主演作『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の公開が控える伊藤。「真っ直ぐな彼女に敬意を持って演らせていただきたいと思いました」といい、「大泉洋さんとの共演も、がっつり会話するというのは初めてだったのですが、思っていた通りのとてもお優しい面白い方でカメラが回っていない時はたくさん笑わせていただきました」と振り返った。そして、正木瑠璃の夫で瑠璃を愛しているが、時に暴走してしまう正木竜之介役を、映画『女子高生に殺されたい』(22)、『ハウ』(22)の田中が演じる。田中は「正木という役はもの凄く嫌な奴だと感じました。こいつめ。って思いました」と自身が演じる役を紹介し、「有村さんとは初対面でしたが、想像通りとっても素敵な女優さんでした。なのに、劇中で酷い事してごめんなさい。正木がいったい何をしたのか、是非劇場で目撃して皆様怒ってください」とコメントした。
また、小山内の娘・瑠璃役に新鋭・菊池日菜子、三角のバイト仲間・中西と店長に寛一郎と波岡一喜、八戸に住まう小山内の母親・小山内和美役に丘みつ子、そしてその母の介護士・荒谷清美役に安藤玉恵が決定した。
「月の満ち欠け」本予告映像&本ビジュアル解禁
さらに、本予告映像と本ビジュアルが解禁。予告映像では、幸せの絶頂から家族を失い、憔悴した小山内の元に、かつて恋人を失った青年・三角が来訪し、緊迫した対峙の様子、そしてまったく関係のないように思われた二人の物語が、ある女性“瑠璃”の「生まれ変わってもあなたに逢いたい」という強い想いによって交差する様子がエモーショナルに描かれている。加えて、劇中音楽情報も解禁。劇中に名曲ジョン・レノンの「Woman」が登場することが明らかとなった。そして本作の劇伴作家を「ゲスの極み乙女」のメンバー・ちゃんMARIとしても活躍している、FUKUSHIGE MARIが担当。劇伴を手掛けるのは本作が初となるが、全編に渡り、各シーンを見事に引き立てている。(modelpress編集部)
田中圭コメント
月の満ち欠けという不思議なストーリーの中で、自分の演じた正木という役はもの凄く嫌な奴だと感じました。こいつめ。って思いました。でも廣木監督がこの役で僕に声をかけてくださった事は嬉しかったです。有村さんとは初対面でしたが、想像通りとっても素敵な女優さんでした。なのに、劇中で酷い事してごめんなさい。正木がいったい何をしたのか、是非劇場で目撃して皆様怒ってください。宜しくお願いします!
伊藤沙莉コメント
廣木組に参加させて頂いたのは今回が初めてなのですが、初めてと思えないくらいの安心感を勝手に抱いていました。廣木さんがとてもライトに接してくださって、お話ししやすく、お芝居に関しての意見や提案がしやすかったのは本当にありがたかったです。緑坂ゆいという女性は、とても友達想いで、芯を感じる言動が要所要所で出てきます。真っ直ぐな彼女に敬意を持って演らせていただきたいと思いました。大泉洋さんとの共演も、がっつり会話するというのは初めてだったのですが、思っていた通りのとてもお優しい面白い方でカメラが回っていない時はたくさん笑わせていただきました。ですがお芝居を目の前で受けて、目からの情報がとても多くて大変多くのものを与えて頂けました。撮影期間は短いものでしたが、穏やかな大切な経験でした。
菊池日菜子コメント
撮影が始まる半年前に観た「彼女」に魅了され、廣木監督の作品に出演することを密かに目標にしていました。改めて廣木組に参加できたこと、この作品に参加できたことを光栄に思います。大泉さんと柴咲さんのお二人が演じられる小山内夫婦の娘、小山内瑠璃を演じさせていただいたのですが、瑠璃でいられるカメラの前だけでなく、控え室やちょっとした待ち時間でも父母のようなお二人の細かな優しさや温かさに何度も助けられました。ストーリー
“もう一度逢いたい”と願う純粋な想いが、27年の時を超えて奇跡を起こす――仕事も家庭も順調だった小山内堅(大泉洋)の日常は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃のふたりを不慮の事故で同時に失ったことで一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。事故に遭った日、小山内の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が狂おしいほどに愛した“瑠璃”という女性(有村架純)の生まれ変わりだったのではないか、と告げる。
【愛し合っていた一組の夫婦】と、【許されざる恋に落ちた恋人たち】。全く関係がないように思われたふたつの物語が、数十年の時を経てつながっていく。それは「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い想いが起こした、あまりにも切なすぎる愛の奇跡だった——。
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