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ファーストサマーウイカ「宮崎駿先生の気持ちが分かる…」2時間かけて丹精込めた“ジブリメイク”が戦いの鎧に - auone.jp

ファーストサマーウイカ /撮影:蔦野裕(C)oricon ME inc.

 裏表のない奔放なトークでANN0をはじめラジオでの一人語りをこなし、バラエティに出演すれば芸人をも唸らせる玄人感ある笑いを提供。女性の本音を代弁するような親近感が支持を集めている、ファーストサマーウイカ。もはや向かう所敵なし、最強バラエティタレントの立ち位置を得たと言っても過言ではない。そんな彼女が“ファーストサマーウイカ”という“メイク”を外した素の姿とは? 自身で施しているというメイクにかかる時間は2時間以上。「自分が“ファーストサマーウイカになる”ための重要な“鎧”です。だけどぶっちゃけ、面倒くさいとも思う」と本音を明かしてくれた。

■メイクは “ファーストサマーウイカになる”ための装備

――“ファーストサマーウイカ”になるために、メイクはご自身で2時間以上かけて準備されるというエピソードを拝見しました。メイクするときはどのような気持ちで?

「実はすごく面倒くさいなって思っています(笑)。だって2時間というと(新幹線で)東京から名古屋ぐらいまで行けるじゃないですか(笑)。でもその行程はそれなりに楽しいんです。かつて宮崎駿先生がアニメのセル画を『面倒くさいな』とボヤきながら描いている姿をテレビで観たことがあるんです。その宮崎先生の気持ちがよく分かる…というか(笑)。でも素敵な映画に仕上がるじゃないですか」

――つまり、ジブリのようなメイク?(笑)

「そうですね。“ジブリメイク”と言っても過言では…すみません、それは過言でした(笑)。でも、私という一個人が“ファーストサマーウイカ”になるためにメイクはいちばん重要な装備というか。『どこのアイシャドウ?』『このキレイなリップグロスはどこのですか?』など皆さんに注目もしていただいているようですので、その土台となるお肌自体も、常日頃気にかけている部分ではあります」

――ONとOFFの姿は誰にでもあるとは思いますが、OFFのウイカさんはどんな人? OFFモードになるための、メイクを落とす時はどんな気持ちで?

「OFFだと声はちょっと大きくなるかもしれませんね(笑)。それぐらいかな…。メイクを落とす時は、例えば、会社務めの方が仕事を終えてネクタイをゆるめた瞬間のような。…私自身、ネクタイを締めたことはないんですが(笑)。でも、戦闘モードから日常モードに戻るというイメージでは同じかもしれません」

――ニベアの「肌ととのえ洗顔」のキャンペーンにも、今回起用されていますね。洗顔のこだわりは?

「私はせっかちなので、一つひとつの行程が雑になりがちなんです。だからしっかり泡だて、あまりゴシゴシやらず、そ~っと…。洗い残しをしないのは明日の自分のためだよって自制しながら丁寧にやっています。忙しい中でも時間を作って肌の調子をととのえる時間。洗顔は、私にとってすごく有意義な時間だと感じています」

■「弱い面を見せると、親近感につながる。…そんなことを考えたりもするんですよ(笑)」

――学生時代は吹奏楽部に所属されていて、“真面目”だったというウイカさん。楽屋や自宅で、収録の内容を反省されていたり、炎上していないかエゴサ―チしているというエピソードも。テレビの収録など、うまくいかなかった時に「反省会」を開くというお話も伺ったことがあります。

「振り返って『もっといいコメントができたんじゃないか』『もっとうまい切り返しがあったんじゃないか』と感じることがあるんです。そんな時、『失敗した、どうしよう』と落ち込んでばかりもいられない。洗顔もそうですけど、一度“汚れ”を出しきらないと、新しい“栄養分”が入ってきづらいじゃないですか。だから反省するし、リセットもする。原因、理由、そして対策を立てれば同じ失敗を繰り返さなくなるということでも『反省会』を開いています」

――バラエティのトークでは“あっけらかん”として見えるウイカさんだったので、その繊細で真摯な向き合い方にギャップを感じました。

「私はこの世の中、ギャップが大事だと思っている部分があります。例えば、ちょっと破天荒に見える方が、お年寄りの方に席をゆずっていると『実はやさしい、いい人なんだ』って思ってもらえるじゃないですか(笑)。逆に真面目な格好をして普段から席をゆずっている人は、ギャップがある人ほどは讃えてもらえない傾向がある。…そこに私は疑問も感じているんですけど(笑)」

――ONの時は意識して演出もされているということですね。

「真面目なのが当たり前に見えない方に全振りしているかもしれません(笑)。私自身は昔から真面目で、どちらかといえば全部理論立てして考えがちなタイプ。意外と細かいんです(笑)。見た目とのギャップを“利用”するのも一つの作戦なのですが、最近そのギャップがなくなりつつあって」

――(取材陣一同爆笑)…そうなんですか?

「今、頑張ってキープしようとしているんですけども…。だからいつかまた、違う方の全振りする日が来るかも。黒髪にして着物を着始めたり(笑)。そんな未来も来るかもしれませんよ」

――「裏表がない」パブリックイメージがあるウイカさんですが、私たちが見えない場所でさまざまなことを考えてらっしゃるんですね。

「完璧な人が好きなので、人様に自分を見せる時はそれなりのパッケージングをして出しているつもりです。でも、裏がないとつまらない面もありますよね。それに、弱い面を見せると、その人間味で親近感を感じていただくこともあります。…そんなことも考えたりするんですよ(笑)。そのためにも、私が感じた悲しさや悔しさを、共有してくれるファンの方々がいたら幸せだと思います。自分の“裏”というよりは“本音”と言った方がいいのかな。表の姿から垣間見える私の本音…これを理解してもらえる環境を、私を見てくださる方々と一緒に作っていけたらうれしいですね」
(取材・文/衣輪晋一)

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