深夜のBLものという枠を超えて人気を集めている『チェリまほ』こと、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系/毎週木曜25時)。本作で、30歳童貞の安達清役で、連続ドラマ単独初主演するのが、『仮面ライダービルド』や今年公開の映画『思い、思われ、ふり、ふられ』で注目を集める赤楚衛二だ。
【写真】『チェリまほ』で人気急上昇! 赤楚衛二 インタビュー撮り下ろし■反響の大きさに驚くもSNSの盛んな時代でよかった
話数を重ねるごとに評判を集めている『チェリまほ』。その反響の大きさに、「正直言うと、ビックリしました」という赤楚。「人とのつながりや、人を思いやることの素晴らしさを、見る人に感じてもらって、温かな気持ちになってもらえればと思っていました。でもそうした反応をしてくれる人が、こんなにたくさんいるなんて…。思ってもみなかったです」と素直な気持ちを口にする。
さらに「海外の方からも、本当にたくさんのコメントをいただいていてうれしい」と赤楚が言う通り、本作の公式ツイッターには、英語、韓国語、中国語だけではなく、タイ、フィリピン、ベトナムなど海外からのコメントも多く寄せられている。
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』第7話
(C)豊田悠/SQUARE ENIX・「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」製作委員会
「この時代でよかったなって。僕、SNSって普段はあまり得意じゃないんですけど、でも、今の時代だからこそ、この作品を見て感動してくれた人の思いを、みんなで共有しあって、国も越えて『チェリまほ』を盛りあげてくれています。技術の進歩に感謝だし、本当に幸せを感じています」。
30歳で童貞、そして自己肯定感の低い安達という役柄は、仮面ライダーを演じるなどこれまでの赤楚のイメージと異なるが、「黒沢(町田啓太)をはじめとしたまわりの人から受け取るものを大切にしながら、安達になるというより、安達としている感じでした」と撮影を振り返る。
実はこの“自然さ”には、新型コロナ感染拡大による自粛期間が大きく影響しているという赤楚。「あの期間がなかったら、また違う安達になってたかもしれません」と明かした。
■自分自身を見つめなおせた自粛期間
昨年『ふりふら』や昨年の夏ドラマ『わたし旦那をシェアしてた』(読売テレビ・日本テレビ系)の撮影が終わり、今年の頭にかけて自身で演技レッスンを受けていた時に、スランプに陥ったという。キャリアを積み始めたことで、逆に頭で芝居を考えてしまうようになったのだろうか。
「今思うと、役になるというより『自分がその役をどう見せたいか』と考えすぎてしまったのかもしれませんが、その時は『あれ、お芝居ってどうやってやるんだっけ』と迷ううちに、自分自身のことも分からなくなってしまって…(苦笑)」。
そうこうするうちに自粛期間に突入。「その時に改めて自分自身と向き合ったんです。『なんでお芝居をやっているのか』を振り返りながら、始めた時の初心に戻ろうと。人にどう見えるのかではなく、お芝居の空気のなかで相手から受け取るものを大切にして演じていこうと思いました」。
元々、赤楚も安達のように自己肯定感の低い部分があったと話す。「完璧を求めてしまうところがあって、うまくいったとしても、できないところをあら探しして、反省を繰り返して。根本で自分のことが好きじゃなかったのかもしれません」と振り返る。
「好きじゃなかった」と過去形で言えるのも、自粛期間で自身を見つめ直せたからだ。「振り返るなかで、今まで自分のやってきたことに対して、あら探しばかりするのではなく認めてあげようという気持ちになれました。そんな、ちょっと心が軽くなったところで、安達と出会えたんです」。
この期間がなければ、自身の自己肯定感の低さがリンクしすぎて、「陰の強さが出てしまって、見る方が疲れてしまうような安達になっていたかもしれないです」と語る赤楚。やはり出会いにはきちんとタイミングがあるのだろう。
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