ポケモン社は2月27日、2019年に開発表明したスマートフォンアプリ「ポケモンスリープ」(iOS、Android)およびポケモンスリープと連携するデバイス「Pokemon GO Plus+」(ポケモンゴープラスプラス)が夏に登場すると発表した。27日夜に配信した動画「Pokemon Presents」の中で明らかにした。
ポケモンスリープのコンセプトは「朝、起きることが楽しくなるゲーム」。舞台は「この世界のどこかにある小さな島」で大きなカビゴンとポケモンの睡眠を研究しているネロリ博士が登場する。
ユーザーはスマートフォンを枕元に置いて寝るだけ。アプリがスマートフォンのセンサーを使って睡眠状態を計測、記録、分析し、「うとうと」「すやすや」「ぐっすり」に分類する。ゲーム内には同じような睡眠パターンを持つポケモンたちがいて、朝になるとカビゴンの周りに集まり寝ているという。
ポケモンたちの寝姿には「まぬけだ寝」「たれみみ寝」といった名称がついていて、同じポケモンでも日によって寝姿は異なる。「普段はなかなか見られない珍しい寝顔(寝相)を発見できるかもしれない」。
ポケモン社によると、ユーザーはポケモンスリープを継続的に使用することで、楽しみながら睡眠リズムを整えられるという。なお価格などは明らかにしていない。
「Pokemon GO Plus+」は7月14日に発売
ポケモンスリープやスマートフォンゲームの「ポケモンGO」と連携するデバイス「Pokemon GO Plus+」は7月14日に発売予定。価格は6578円で、2月28日から予約の受け付けを始める。
Pokemon GO Plus+は、モンスターボールをデザインした手のひらサイズのハードウェア。中央がボタンになっていて、ポケモンGOとBluetooth接続すると、スマホを操作しなくてもゲーム内のポケストップを回したり、ポケモンにボールを投げたりといった動作が行える。また従来機「Pokemon GO Plus」にはなかった、ボタン操作でスーパーボールやハイパーボールを投げる機能も追加した。
一方、ポケモンスリープと連携させると「ピカチュウと一緒に寝ている気分になれる」(ポケモン社)という。ピカチュウはPokemon GO Plus+の中にいるという設定で、就寝時に子守歌を歌ったり、起床時にアラームを鳴らしたりしてユーザーの睡眠をサポートする。使い続けているとピカチュウが新しいアラーム音をゲット(追加)したりすることもあるという。
ポケモン社によると、今後ポケモンGOにも睡眠データを活用した機能を追加するという。また購入者特典として、Pokemon GO Plus+とポケモンGOを連携するとゲーム内で「ナイトキャップをかぶったカビゴン」が入手できるスペシャルリサーチを配布するとしている。
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