昨年1月に直腸がんの治療を公表した世界的音楽家、坂本龍一(70)が12月11日にピアノ演奏によるソロ公演を世界配信することが24日、分かった。映像は事前に収録された約60分のパフォーマンスで、映画化も視野に米ニューヨークから制作陣が集結。3月には闘病からライブ復帰したが、体力面などを考慮し「演奏を見ていただくのは、これが最後になるかもしれない」とライブ活動の休止を示唆した。
クラシックやテクノポップなどをバックボーンにした独創的な作品で世界から「教授」の愛称で賞賛される坂本が〝最後〟と位置付ける渾身のライブ演奏を披露する。
坂本は12月11日に世界配信されるピアノのソロ公演を前に「ライヴでコンサートをやりきる体力がない――。この形式での演奏を見ていただくのは、これが最後になるかもしれない」とのコメントを発表。作曲など創作活動は継続するが、闘病などによる体力面を考慮し、ライブ活動の休止を示唆した。
近年はがんの闘病生活が続く坂本。2014年に中咽頭がんを患い、翌15年に活動を再開するも、2021年1月に直腸がんの摘出手術を受けたと公表。「これからはがんと生きる」と決意を発表し、同年10、12月には両肺に転移したがんの摘出手術も受けていた。
今年3月には女優、吉永小百合(77)と東京都内で開催された東日本大震災の復興支援公演に出演。直腸がんを公表後、初の公の場となり、オーケストラとともにピアノ演奏を披露した。
坂本はコロナ禍の20年12月12日にもピアノライブを配信したが、前回はアーカイブ化はされておらず、今回は貴重なパフォーマンスとなる。
この記事をシェアする
からの記事と詳細
https://ift.tt/D0iyOeU
エンタメ
Bagikan Berita Ini
0 Response to "坂本龍一「最後になるかも」 12・11ソロ公演を世界配信、ライブ活動休止を示唆 - サンスポ"
Post a Comment