同作は、人を捕食する「巨人」が全てを支配する世界を舞台に、巨大な「城壁」を築きその中で怯えて暮らす人類が、「巨人」相手に絶望的な戦いを強いられる物語。巨人たちと闘う「調査兵団」に所属し、外の世界に憧れる主人公のエレン、クールな戦闘美少女・ミカサ、頭脳派・アルミンの3人を中心に、ストーリーが展開されるダークファンタジー。
2019年12月にコミックス(紙・電子書籍)の累計発行部数が、全世界で1億部を突破するほどの人気で、2011年に『このマンガがすごい! 2011』オトコ編第1位、『全国書店員が選んだおすすめコミック2011』第1位など、数々の漫画賞を受賞。2013年よりテレビアニメの放送がスタートし、2020年12月よりNHK総合にて最終章が放送されているほか、2015年には三浦春馬さん主演で実写映画化(前篇・後篇)もされている。
以前から、クライマックスは告知されており、2018年11月には作者・諫山創(いさやま・はじめ)氏が、MBS・TBS系ドキュメンタリー番組『情熱大陸』に登場して、ラストネーム“最終コマ”のイメージを明かしていた。
今回、連載11年半に幕を下ろすことになり、諫山氏はコメントを寄せ「あと3年で終わると8年前から言ってましたが、ようやく終えることができそうです。大変長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです」とし、「決して編集部に引き伸ばされたわけでもなく、むしろ『いつ終わるのか』と急かされ続けての晩年でした。すいません、ようやく終わります。今まで読んできてよかったと思っていただけるように、最終回に向けて頑張ります」とファンに呼びかけた。
また、編集部は最終回に向けて、さまざまなプロジェクトを実施していく予定で、1月9日発売の『別冊少年マガジン』2月号では表紙を飾り、8日発売のコミックス33巻の続きを2話分掲載するほか、オリジナル缶バッジも雑誌付録として付けていく。
諫山氏は、1986年、大分県生まれ。2008年に読切『orz』が週刊少年マガジン第81回新人漫画賞で入選を受賞し、同作で『マガジンSPECIAL』にてデビュー。2009年より『別冊少年マガジン』で初連載作品『進撃の巨人』をスタートさせた。
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