昭和40年に朝日新聞で連載が始まった「フジ三太郎」は、サラリーマンの主人公の生活を題材に、高度経済成長期からバブル期の日本の世相や社会風俗をユーモラスに風刺した作品で、子どもからお年寄りまで幅広い世代の共感を得て、26年余りにわたって連載されました。
こうした功績が評価され、平成9年には紫綬褒章、平成18年には旭日小綬章を受章しています。
家族によりますと、サトウサンペイさんは2年ほど前から執筆活動はしておらず、ことし6月に体調を崩して病院で治療を受けていましたが、先月31日、誤嚥性肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。91歳でした。
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